鳩山邦夫氏資産30億円ぶっちぎり首位

 昨年12月の衆院選で当選した衆院議員475人の資産報告書が25日、国会議員資産公開法に基づき公開された。共同通信の集計では、株式を除く預貯金などの金融資産と土地、建物を合わせた資産総額の平均は3464万円。前回2013年5月の公開時と比べて234万円多く、2回連続で増加した。首位は鳩山邦夫元総務相(自民党)の30億6520万円。相続などで前回から10億円余り資産を増やした。上位10人を自民党議員が独占した。

 資産公開した衆院議員のうち、前回に比べて土地と建物、預貯金などを合計した保有資産を最も増やしたのは鳩山邦夫氏(福岡6区)で、10億6636万円のプラス。前回の増加額も11億8267万円に上っており、2回連続で10億円以上増やし、2位以下を大きく引き離した。

 鳩山氏は東京都文京区や長野県軽井沢町などに計9億3068万円の土地、建物を保有。預金や金銭信託などが21億3452万円あった。貸付金も5億2441万円で全衆院議員中トップだった。

 土地と建物が計2億9393万円、金銭信託が8億2743万円それぞれ増えたことに鳩山氏の事務所は「土地と建物は13年2月に亡くなった母の安子さんから相続した」、金銭信託は「証券会社に信託している金額が変動したにすぎない。アベノミクスの恩恵ではない」と話した。

 2位は自民党の高木宏寿氏(北海道3区)で、土地の相続などにより6億2549万円の増。3位は同党の平井卓也氏(香川1区)で1億4746万円増。平井氏の事務所は「母親から土地の贈与を受けた」とした。

 一方、最も資産を減らしたのは自民党の田中良生氏(埼玉15区)で、1億1107万円の減。田中氏の事務所は「実際の保有資産は特に変わっておらず、前回公開時、過大に報告した可能性がある」と語った。

 資産減少の2位は公明党の岡本三成氏(比例北関東)で5564万円の減、3位は自民党の江渡聡徳前防衛相(青森2区)で4715万円の減だった。安倍晋三首相(山口4区)も265万円減。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス