「白鳥」で痛みスッキリ 自律神経に効果

 「聴くだけでスッキリ痛みがとれる!」の著者・藤本幸弘医師がサン・サーンス作曲の「白鳥」を30人に聴かせ、自律神経の緊張度を測定したところ、83・3%に効果ありの結果が出たことが4日までに分かった。クラシック音楽が「痛み」をスッキリさせることを実証したもので、この「白鳥」などを収録した「藤本先生の聴くだけでスッキリ!」(監修・選曲=藤本幸弘)シリーズCD3タイトルが6月17日に同時発売されることも分かった。

 実験の目的は、サン・サーンス作曲の組曲「動物の謝肉祭」第13曲「白鳥」を聴き、自律神経の緊張度の変化を検証しようというもの。痛みには急性痛と慢性痛があり、慢性痛は自律神経のバランスが崩れるために起こるという。自律神経の2本の柱である交感神経と副交感神経のバランスが「痛み」を取るには重要なのだ。

 実験は29~50歳の男性12人、40~53歳の女性18人を対象に行われた。心拍の揺らぎを測定する機器を使い、安静状態で5分間心拍を測定する。機器により自律神経の解析を行ったうえで、さらにヘッドフォンを利用して「白鳥」を聴かせながら同様の解析を行った。

 その結果を藤本医師は「音楽を聴いた状態と、聴かない状態では100%の検体に自律神経の変化がみられた」と分析した。さらに「そのうち、交感神経と副交感神経のバランスが取れたのは25人。つまり83・3%に『白鳥』を聴いた効果があったと言えます」と解説した。

 「白鳥」を聴いた後の詳細なデータを紹介すると(1)ストレス状態→バランス状態11人(2)前後ともバランス状態のうち、より副交感神経優位に変化10人(3)交感副交感ともに緊張→バランス状態4人(4)前後ともバランス状態のうち、より交感神経優位に変化2人(5)バランス状態→リラックス状態1人(6)分類不能2人となり、(1)から(3)に分類されるグループの25人に、音楽を聴くことによってリラックス効果があったと考えられるという。

 「白鳥」はCDシリーズの「聴くだけで痛みがスッキリ」に収録されているが、同時発売される「聴くだけで悩みがスッキリ」「聴くだけで不眠がスッキリ」にもクラシック音楽の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンとDECCAの音源が惜しみなく使用されている。体と心の不調に悩む方にぜひお勧めだ。

 アルバム発売に先立ち、5月13日から配信シングルとして「藤本先生の“白鳥”を聴くだけでスッキリ(2トラック入り)」も発売される。

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