阪神ファンの俳優・佐藤隆太（３５）が大阪・ＡＢＣテレビの阪神タイガース密着番組「虎バン」（関西ローカル／土曜、深夜１・１９）のスペシャルナビゲーターに就任し、レギュラー出演することが１０日、同局から発表された。２１日正午から１時間枠で放送の「虎バンＳＰ（仮）」が同番組初出演となる。

　熱烈な虎党を公言する佐藤は「憧れの選手の声を聞けるチャンスですし、タイガース８０周年の年に、自分もタイガースの熱を盛り上げることができるのはうれしいことです。ファンの皆さんと一丸となって、優勝にたどり着けるようにエールを送りたい」と喜びのコメント。「一つ一つのプレーに一喜一憂しながら、純粋に応援していきたいですし、ファンの１人として背伸びせず、シンプルな見方をしていきたい」と抱負を語った。

　東京出身で周囲には巨人ファンが多い環境で育った佐藤だが、幼少時からの筋金入りの虎キチだ。「当時のタイガースはメチャクチャ強くて、個性的で魅力的な選手も大勢いました」と自身の虎党のルーツを説明する。「特に真弓さん（前監督）がすごく好きでした。１番打者でホームランを３０本打つところがかっこよかったですね」と熱弁。ハッピ着用で神宮などに通ったり、今も実家には当時の虎グッズが多数残っているという。

　今後は番組内で選手と直接触れ合う機会が増える。「普段試合では見られない一面も見てみたいので、野球以外の話もしたい。できるなら選手と何かゲームをするなどもいいですね。一流アスリートの職人のような顔だけではなく、くだけた人間らしさを引き出したい」と構想の一端を披露する。

　初出演の２１日はオリックスとのオープン戦が行われる京セラドームから生中継。収録済みの鳥谷との対談が放送されるほか、佐藤は同戦で始球式に登板することが決まっている。「『虎バン』の番組を背負っての始球式ですから『バチン！』といきたい」と意気込み十分。「こういう時に限って、死球になったりするんですよね。外角を狙っていきましょうか（笑）」と“予告”まで飛び出している。