歌手のＡＳＫＡ（５７）に合成麻薬ＭＤＭＡと覚せい剤を譲り渡したとして麻薬取締法違反（営利目的譲渡）の罪などに問われた暴力団幹部、安成貴彦被告の第４回公判が６日、東京地裁で行われ、今月１９日の次回公判にＡＳＫＡが証人出廷することが濃厚となった。

　この日は、ＡＳＫＡと安成被告を仲介したとして有罪判決を受けた柳生雅由被告＝控訴中＝が検察側証人として出廷。自身がＡＳＫＡから、無担保で１６０万円以上の借金があったことを明かし「“裏のマネジャー”をしていた。彼（ＡＳＫＡ）が売れっ子で風俗に行けないので、女の子をホテルに呼ぶときにチェックインなどをしていた」と話した。

　安成被告はこの日も容疑を否認。検察側は次回の証人出廷を申請し認められた。具体的な名前は明かされなかったが、ＡＳＫＡとみられる。