シーナさん あす“ロック葬”

 子宮頸がんのため、14日に61歳で死去したロックバンド、シーナ&ロケッツのシーナ(本名・鮎川悦子)さんの通夜・葬儀が、18日にファンも参列可能な“ロック葬”として、東京・世田谷区の森巌寺開山堂で営まれることが16日、公式サイトで発表された。都内の自宅前で本紙の取材に応じた夫のギタリスト、鮎川誠(66)は「ロックの神様にも愛されたシーナをロックの街、下北沢から送ってやりたい」と瞳を潤ませた。

 公私に渡って最愛のパートナーだったシーナさんの死去から2日。鮎川は瞳を潤ませ「最初は家族だけで、と思っていたけど、シーナはこんなにも愛されていたんだと知って、考えを変えた」。玄関前の掃除をする手を止め、ぼくとつとした口調で話した。

 訃報直後からフェイスブックや公式HPに、ファンからの追悼メッセージが殺到。「葬儀に参列したい。お別れが言いたい」という声に、親しい関係者だけで通夜を行う計画を変更する決断をした。

 天国に旅立つ場所にホームタウン・下北沢を選んだ。森巌寺は小田急下北沢駅から徒歩10分ほど。近隣にはライブバーや音楽プロダクションなどが立ち並ぶ。1978年に上京してから36年間住み続け、シモキタを多くのミュージシャンが住む“ロックの街”にした先駆者がシーナさんたちだった。

 当日はライブの女王らしい“ロック葬”となる。関係者によれば、昨年9月13日、東京・日比谷野外音楽堂でのバンド35周年ライブの映像や、「レモンティー」などヒット曲をBGMで流すという。4月7日の“シーナの日”には、お別れの会として、追悼ライブの開催を検討している。「シーナは今もずっと一緒にいる」と鮎川。ロック仲間による盛大なパーティーになりそうだ。

 通夜は18日午後5時から世田谷区代沢3の27の1、森巌寺開山堂で(TEL03・3421・1730)。告別式は親族で行う。

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