3Dプリンター銃製造男に懲役2年
3Dプリンターを使った拳銃製造事件で、銃刀法違反(所持)と武器等製造法違反(無許可鉄砲製造)の罪に問われた元大学職員居村佳知被告(28)=川崎市高津区=に、横浜地裁(伊名波宏仁裁判長)は20日、懲役2年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。
弁護人は判決後、記者団に「厳しい判決」と述べ、控訴する方針を明らかにした。伊名波裁判長は判決理由で、3Dプリンターを使えば誰でも簡単に銃を作れることを実証し、銃の製造過程をインターネットで広く公開することを当初から意図していたと指摘、「極めて模倣性の高い悪質な犯行。刑事責任は重い」と述べた。