司葉子、よみがえる「亡霊」懐かしい
女優の司葉子(80)が29日、都内で、朗読舞台「紀ノ川‐花子との再会‐」(9月2日、東京・日本橋の三越劇場)の公開げいこを行った。66年公開の映画「紀ノ川」は司の代表作。今回は初の1人語りの舞台で「読んでいると映画に出演なさってる方々が亡霊のように(頭の中に)現れてくるんです。当時のしゃべり方を思い出して、懐かしい思いです」と思いをはせた。
26日に亡くなった米倉斉加年さんとは同い年だったとあって「色んな方が次々に亡くなられて、お葬式に行くのが恥ずかしくなってきますね」と神妙な面持ち。自身は、今年が芸能生活60周年に当たり「こんなに長く続けられるなんて驚きです」と丈夫な体に感謝していた。