春日ムキムキ!ボディビルダーデビュー

 お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰(35)が4日、都内で開催された「第22回 東京オープンボディビル選手権」に出場し、ボディビルダーデビューを果たした。1年間トレーニングを積み重ね、ムキムキマッチョに変身。本番直前の計量で制限体重を下回り、あわや失格というアクシデントを乗り越えて、「トゥース」などのおなじみギャグを取り入れた“筋肉ポーズ”を決めた。

 高校時代にアメリカンフットボールの関東代表に選ばれ、2007年にはK‐1のリングにも上がった、お笑い界屈指の肉体派・春日。初出場のボディビル大会で、鍛え上げた“ハト胸筋”をピクつかせた。

 見慣れた七三ヘアスタイルに、ブーメランパンツだけを身に着けステージに上がると、持ちギャグ「トゥース」「鬼瓦」「カスカスダンス」「アパー」を次々取り入れた、フリーポーズをさく裂。続く規定ポーズ審査では、両腕の力こぶを作るダブルバイセップスなど、ボディビルダーらしいポージングで審査員にアピールした。

 昨年5月から、ボディビル日本選手権4連覇の経歴を持つ鈴木雅氏のもとで、トレーニングを開始。週3~4回のジム通いを続け、2月からはプロテインとささみを中心とした食生活で、肉体美を作り上げた。大会1週間前からは日焼けサロンにも通い詰めた。

 入念な準備の末に迎えた大会当日、まさかのアクシデントが発生した。エントリー締め切りの3月末には体重が87キロだったため、最重量級の「75キロ超級」でエントリーしていたが、本番前の計量で74キロを計測。あわててバナナと白米、水500ミリリットルを胃袋に入れて、何とか失格を免れた。

 同級出場者8人の中で、春日は上位4人に残れずに予選敗退。無念の結果に終わったが、「ネタだと、かんでもフォローできるけど、パンツ一丁なのでウソをつけない緊張感がありました。ボディビルダーはもともとの春日のキャラにも通じるし、いいと思う」と、“本格筋肉芸人”への開眼を喜んでいた。

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