NHK籾井会長 理事に辞任求めていた

 NHKが22日に発表した役員人事をめぐり、籾井勝人会長が、2月に自身が再任させた専務理事2人に辞任を求めていたことが24日、複数のNHK関係者への取材で分かった。2人は拒否し、続投することになった。

 関係者によると、籾井氏は21日に塚田祐之、吉国浩二の両専務理事に任期途中での辞任を打診したが拒否され、断念した。罷免はせず、役員人事が同意された22日の経営委員会では「後進に道を譲ってもらうことも考えたが、続けてもらうことにした」との趣旨の説明をしたという。

 2人は国会対応など予算業務の担当を継続するため、任期満了の2月に籾井氏が再任していた。任期は2年。

 放送法は、会長による理事の罷免には「職務上の義務違反や非行」などの理由と経営委の同意が必要と定めており、籾井氏も交代させることを思いとどまったとみられる。

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