66歳・財津和夫 放浪ミュージシャンに?

 ミュージシャンの財津和夫(66)が23日、都内で映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(5月30日公開)のプレミアにゲストで登場し、壮大な夢を語った。

 作品はボブ・ディランが憧れた伝説のフォークシンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録をもとにした作品。60年代初頭、売れないミュージシャンがギター1本で旅に出て、前を向いて生きていく姿を描いた物語。

 財津は「ギター1本だけ持って旅に出て歌う…年齢的にも余裕があるので今からやりたいと思っている。実は昔からやりたかったけど、売れてない人間がやると負け犬としか見られない。それが悔しいので、売れてからやろうと思っていた」と放浪ミュージシャンへの夢を告白。さらに「映画に関わる仕事をしたい。脚本なら一番お金がかからないかな」と映画製作への意欲も明かした。

 自身の音楽人生にも言及。72年にチューリップとしてデビューした当時を振り返り「福岡から上京しとにかくヒットを目指した。でも、ヒットした曲は福岡時代と違う曲。ヒット狙いの曲とのギャップに悩んだ。本当にやりたいことは何だろうと何度も立ち止まって考えた」と苦悩した経験も明かした。

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