宇宙基地でトラブル…若田さんらは安全

 米航空宇宙局(NASA)は11日、国際宇宙ステーションの搭載機器から出る熱を取り除くために外部に2系統ある冷却装置のうち、1系統が自動停止したと発表した。

 冷却用アンモニアを配管に送るポンプの弁に異常が起きたらしい。ステーションには若田光一さんら6人の飛行士が滞在中だが、NASAは、乗組員の安全や機器の健全性に問題はないと説明している。

 NASAはポンプを再起動したが弁の異常が残るため、一部の機器の冷却を別の系統に切り替えて対応策を検討している。船外活動による部品交換や修理が今後必要になる可能性がある。

 冷却装置はステーションの外部にある配管にアンモニアを通して機器から出た熱を除く仕組み。日本実験棟きぼうや別の実験棟などにある必要性の低い装置の電源を切るなどの対策も取った。

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