勘九郎は気丈に舞台も心労色濃く…

 勘三郎さんの密葬が行われた11日、長男の中村勘九郎(31)と次男の七之助(29)は京都・南座で舞台「吉例顔見世興行 六代目 中村勘九郎襲名披露」に出演、気丈に舞台を務めた。

 「お客様を笑顔に」との勘三郎さんの遺志を継ぎ、10日の通夜も11日の密葬にも列席しなかった兄弟。終演後、七之助は報道陣が待つ楽屋口から姿を見せたが、勘九郎は、別の出口から劇場を出て東京へ向かった。七之助は報道陣からの「東京に帰りますか」との質問に「はい」。また「お父様に今日は帰ったら何と伝えますか」との質問には「もう言葉じゃ、ね…(表せない)」とだけ語り、足早にタクシーに乗り込んだ。

 一方、勘九郎は自身の襲名披露公演と勘三郎さんの急逝が重なり、かなりの心労があると見られ、報道陣の前に姿を見せることはなかった。この日午前、楽屋入りする際も報道陣の問いかけには答えず、「お疲れではないですか」という声に、七之助が「ありがとうございます」と返していた。

 勘九郎の声や立ち居振る舞いは、亡くなった父・勘三郎さんそっくりで、観客の涙を誘っている。

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