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「釣りバカ日誌」最終作 クランクアップ

 スーさん(右、三國連太郎)から感謝状を贈られるハマちゃん(西田敏行)=東映東京撮影所
 スーさん(右、三國連太郎)から感謝状を贈られるハマちゃん(西田敏行)=東映東京撮影所

 俳優・西田敏行(61)と三國連太郎(86)が共演する映画「釣りバカ日誌20 ファイナル」が6日、都内のスタジオでクランクアップした。今作が88年にスタートした同シリーズの最終作。西田は「22年やり抜いたということで感無量。皆と22本の作品を作り終えた感慨はひとしおです」と涙のあいさつ。今後は12月26日の公開日に向けて、北海道から沖縄まで、過去の全ロケ地を巡る“全国お礼行脚キャンペーン”が検討されている。

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 涙、涙のクランクアップだった。西田、三國、浅田美代子ら出演者だけではない。人気シリーズの撮了に立ち会ったスタッフや関係者の多くも目に涙を浮かべていた。

 最後の撮影はスーさん(三國)の妻役の奈良岡朋子が浜崎家を訪れるシーン。「カット」の声が掛かると、大きな拍手と万歳三唱が沸き起こった。4月下旬に受けた心筋梗塞(こうそく)の緊急カテーテル手術を乗り越え、前日5日に無事撮影を終えていた三國も駆け付けた。キャストと朝原雄三監督に花束が贈られ、互いに手作りの感謝状を読み上げ、固い握手と熱い抱擁を交わした。

 22年間演じてきたハマちゃんとついにお別れの日が訪れた西田は「いろいろランダムに走馬灯のように、過去のことが思い出されてきた。いろいろなことが思い浮かんできます」と目に涙をいっぱいためながら、万感の思いを口にした。

 西田と三國の2人が織り成す笑いあり、涙ありの同シリーズは88年に「男はつらいよ」との同時上映でスタート。サラリーマンを取り巻くさまざまな社会情勢の変化を盛り込みながら、時代劇、スペシャルを加えた計21作で約2300万人の観客を魅了してきた。

 三國は「随分と長いつき合いになっちゃったね」とポツリと漏らし、長くコンビを組んできた西田に敬意を表した。西田も「三國さんと22本もご一緒できたことを本当にうれしく思います」と心から感謝。94年公開の7作目からレギュラー出演の浅田は「このおふたかたのやりとりを近くで見られて本当に幸せ者でした」と号泣した。

 国民が愛した“ハマちゃん&スーさん”の名コンビはこれで解消となる。西田は「日本映画界の伝統として、娯楽に徹したプログラムピクチャーはどこかが作り続けて欲しい」と後進に熱いエールを送った。






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