松山35位 粘り発揮の終盤バーディー

 「米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・キャデラック選手権・最終日」(6日、トランプナショナル・ドラル=パー72)

 松山英樹(24)=LEXUS=は強風の中、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの73で回って通算4オーバーの35位だった。80をたたいた宮里優作は15オーバーで61位に終わった。69と伸ばしたアダム・スコット(オーストラリア)が通算12アンダーで優勝した。米ツアーで前週に続く2連勝で通算13勝目。

 強風に前半はショットを乱されたが、上がり3ホールで2バーディーを奪う粘りを発揮した。「最後はしっかりと戻せて良かった」と笑顔の松山。体の不安を抱えて臨んだ大会を、まずまずの内容で“完走”した。

 前週は股関節に痛みを覚え「悪化すると歩けないところまでいく」と話して途中棄権。4日間の戦いを終えて「もう痛みはない。悔しい、という思いで終われたのも体あってのこと」と胸をなで下ろした。次週は欠場し、17日開幕のアーノルド・パーマー招待に備える。「良くなったけど無理しないよう、休みながら練習もしたい」と表情は明るかった。

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