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| 通算11アンダーで今季自己最高の6位に入った宮里藍=ラスベガスCC(共同) |
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米女子ゴルフツアーの今季第6戦、武富士クラシックは15日、ラスベガス(米ネバダ州)のラスベガスCC(パー72)で最終ラウンドを行い、宮里藍(20)=サントリー=が最終日に猛チャージをかけ、8バーディー、2ボギーの66、通算11アンダーで、前日の17位から一気に今季自己最高の6位に入った。米ツアーでは一昨年に日本で開催されたミズノ・クラシックで2位になって以来のベスト10入りだが、米国では初。66も今季自己ベストだった。初日から単独首位のロレーナ・オチョア(24)=メキシコ=が通算19アンダーの197で逃げ切り、今季初、ツアー通算4勝目を挙げた。
完全に“ゾーン”に入った宮里の視界にあるのは、はためくピンフラッグだけだった。「自分のプレーに集中し、他のことは何も考えなかった」。勝負カラーの赤いシャツに白いパンツ姿の宮里は無我の境地にいた。ただ、ひたすらにピンを狙ってボールを打ち続ける。「自分が今、どの位置にいるかとか、スコアがいくつとか、まったく考えなかった」。そのラウンドは、すごみさえ感じさせる内容だった。
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LPGA武富士クラシック |
| 6位 |
宮里 藍 |
-11 |
205 |
出だしの1番は1メートルを外してボギー発進。これで逆に気持ちが引き締まった。3番ショートではピン右50センチにつけバーディー。4番でも2・5メートル、5番でも2メートルを沈めて3連続バーディー。9番ロングからも再び3連続バーディーを決めるなど、2打目がことごとくピンに絡んでいった。
順位もスコアも、米ツアーに本格参戦した今季最高の成績で、8バーディーも米ツアー自己最多。今週の平均飛距離287ヤードは全選手中、6位タイ。前週までの平均飛距離は247ヤードの93位タイだっただけに、それだけアドレナリンが出ていたという証拠である。
2年前に日本で開催されたミズノ・クラシックで最終日に63を出して2位になったが、この試合は日本ツアーの選手にも広く門戸が開かれていた。今回は米本土で行われ、米ツアー選手による争いだけに意義深い好成績だが、宮里に笑顔はなかった。「ホッとしたとか、うれしい、とかいうこともない。連続でバーディーが来ても足踏みをしてしまう。このあたりは(優勝の)オチョアを見習いたい」と冷静な分析を忘れなかった。
3月のセーフウエーでは桜の開花と自分の状態をかけて「まだ一分咲き」と表現したが、真夏を思わせるラスベガスでの活躍も「二分咲きです」と厳しい評価。「これで終わりじゃない。この気持ちを忘れず次につなぎたい」。宮里の戦いはまだ始まったばかりだ。
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