茂木宏美がツアー撤退を表明 最終予選会を辞退

 「女子ゴルフ・最終予選会・第1日」(29日、東急セブンハンドレッドC東C=パー72)

 シード獲得選手以外の来季出場優先権を決める最終予選会が始まった。今季獲得賞金3万384円の僅差で13年守ったシードを失ったベテラン・茂木宏美(39)=アース製薬=は今競技への出場を辞退。29日、千葉県内の自宅近くで取材に応じレギュラーツアーからの撤退を正式表明した。

 茂木の顔は穏やかですがすがしかった。「体も心もギリギリの状態で、でも常に優勝を目指して諦めずにプレーしてきたけど、もう次のステージに行く時なのかな…と。レギュラーツアーにはもう出ません」と語った。

 通算6勝、ゴルフ界では数少ないママさんプレーヤーとして活躍を続けてきた。プロ入り翌年の2003年から守ってきたシードが、今年で途切れた。出場33試合、2000万円以上稼ぎながらの結果だった。「初めてシード入りした時が9万円差の逆転。今回が3万円差。『行って来い』でバトンを渡す時なのかなと主人(窪田大輔さん)とも話して…。これまで本当にたくさんの方に応援していただいて、家族の協力を得て、ぜいたくにゴルフさせてもらってきました。やりきった感は大きいです」という。

 2歳の長女・和奏(わかな)ちゃんは来春から幼稚園に行くが、「できることならきょうだいをつくってあげたい」と茂木。プロゴルファーとも話しての今後の活動は未定だが「6年後に出場できる年齢になるレジェンズツアー(女子シニア)には出てみたいです」と意欲的に語った。

 また、2013年賞金女王の森田理香子(26)=リコー=は5オーバー88位と出遅れた。4日間72ホール最終成績で35位程度までが、来季のレギュラーツアーほぼ全試合の出場権を得られる見込み。

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