松山がっくり首位デーと一騎打ちも7位

 「米男子ゴルフ・プレーヤーズ選手権・最終日」(15日、TPCソーグラス=パー72)

 首位と4打差の2位から出た松山英樹(24)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落とし、通算9アンダーで7位に終わった。世界ランク1位で初日からトップのジェーソン・デー(オーストラリア)が71で回り、通算15アンダーで今季3勝目、ツアー通算10勝目を挙げた。

 最終18番グリーン。勝者のデーが悠々とタップインパーを沈めるシーンを、同組の松山はまぶしそうに見つめていた。

 「追いかける人間があれだけミスをしたら話にならない。すべてに対して不安がちょっとずつあったのが、悪い方向に走ったのかなと思う」

 出だしの1番でドライバーを左に曲げた。2打目もバンカーへ打ち込み、早々とボギーをたたいた。3番パー3では8番アイアンのショットがグリーン奥のバンカーへ。2打目はグリーンに届かず、3打目をピン下1・8メートルに寄せたが、ボギーパットが入らない。3オン2パットのダブルボギーで、デーとは7打差。序盤から畳み掛けるはずが、その背中は一気に遠のいた。

 好調を支えたショットとパットが一転、ブレーキとなった。フェアウエーキープ率は4日間で最低の42・86%。スコアを落とした3ホールはすべてバンカーからのリカバリーがまずかった。「全然うまくいかなかった。そういうところ(優勝争いの局面)に行っても、崩れないものを作らないといけない」と課題を口にした。

 今後2週間は試合に出場せず、拠点のフロリダで調整後、メモリアル・トーナメントへ向かう。2014年に米ツアー初優勝を飾った大会だけに再び優勝争いが期待される。「フィーリングが良くなっているところも増えているので、それをどれだけ“(好不調の少ない)幅”に収めるか」。デーとの一騎打ちで得た教訓を胸に、松山は再び牙を研ぐ。

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