藤本猛特訓で首位発進「自信がついた」

 「女子ゴルフ・スタンレーレディース・第1日」(9日、東名CC=パー72)

 プロ7年目の藤本麻子(25)=富士通=が6バーディー、ボギーなしの6アンダー66で単独首位に立った。不調脱出のため今週はあえて練習ラウンドを行わず火、水曜日に異例の打ち込みを敢行。その努力が実り、4年ぶりの優勝へ向けて好スタートを切った。若林舞衣子とイ・ボミ(韓国)が1打差の2位につけた。

 練習はウソをつかない。藤本の努力がノーボギーの66という好スコアになって結実した。11番までに3個のバーディーを奪って流れをつくると、圧巻は16番からの上がり3連続バーディー。「今日このスコアが出るとは思わなかった」と自分で驚いて見せた。

 無理もなかった。47位と不本意な成績に終わった前週の日本女子オープン。本来はつかまったフェードボールが持ち球だが「こすった感じで、フェードがただのスライスになっていた。今週はコースに出られる状態じゃなかった」と調子がどん底だったからだ。

 だが、黙って予選落ちを待つわけにはいかない。今週は一念発起し、シーズン中としては異例の猛特訓を行った。火、水に午前8時から昼過ぎまで5時間以上にわたり、弾道計測器「トラックマン」を使っての打ち込みを敢行。何とか修正のきっかけをつかんだ。

 「あの練習が間違っていなかったとだいぶ自信になった」。今季3度目の初日首位。残り2日間も流した汗でつかんだ自信をコースにぶつける。

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