石川遼2週連続Vへ後半盛り返し18位

 「男子ゴルフ・ダイヤモンドカップ・第2日」(25日、大利根CC西C、パー=70)

 15位から出た石川遼(24)=CASIO=は3バーディー、4ボギーと苦しみながら耐えて71にまとめ、通算イーブンパーで首位と5打差の18位につけた。雨の影響でボギーを重ねた序盤から一転、後半で盛り返した。5位から出たP・マークセン(タイ)が通算5アンダーで単独首位に立った。

 石川は顔をゆがめ、何度も首をひねった。1番。1打目を左の林に曲げて、いきなりボギー発進。3番では2・5メートルのバーディーの好機を逸し、1メートルの折り返しも外した。続く4番も1・5メートルのパーパットが入らない。

 まさかの展開、目を疑うような光景にギャラリーは静まり返った。6番で4・5メートルのバーディーパットが外れると、女性ファンから悲鳴が飛んだ。序盤4ホールで3つのボギーを積み重ねた。

 潮目が変わったのは、8番パー4だ。2打目をピン右9メートルにつけ、バーディーパットをねじ込んだ。球を強く押し込み、道筋を見つめながら確信。パターを握った左手を雨空に突き上げた。

 「大きかった。難しい日は、いかにバーディーを取れるか。8番で(バーディーを)取れたので、後半の流れが来た」

 今週は埼玉県松伏町の実家から“通勤”。父・勝美さんによると、母・由紀子さんや妹、弟に前戦のANAオープン優勝を祝福されるなど、リラックスした日々を送っているという。ラウンド中は由紀子さんお手製の焼きおにぎりをほおばり、石川は「日本にいる時間が少ないので、この試合はすごくありがたい」と笑った。

 首位とは5打差だが優勝圏内。「はまったら(米ツアーでも)勝てるんだというプレーをしたい」。ラウンド後は雨中の打ち込みも敢行した。石川が2週連続優勝へ燃えている。

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