江沢亜弥、ボギー連発も笑顔で4位発進

 「ゴルフ5レディース・第1日」(4日、みずなみCC=パー72)

 江沢亜弥(21)=大東建託=が笑顔をパワーに変え、5バーディー、2ボギーの69で回り、首位と2打差の4位で発進した。2週連続の今季4勝目を狙うイ・ボミ(韓国)が67で単独首位。1打差の2位に若林舞衣子、菊地絵理香がつけた。尾崎将司の師で、“玄海の荒法師”の異名を取った故・藤井義将氏の孫、藤井千夏はイーブンパーで32位。

 威力抜群の笑顔だった。江沢は出だしの1番をボギーとし、3番も下り15メートルから3パットボギー。以前なら怒りが爆発するところだが「ちょっと待って!!」と、自分の感情にブレーキをかけ、逆に意図的ににっこりと笑みを作った。

 すると-。続く4番パー3は9Iで2メートルにつけてバーディーを奪い、5番も7メートルを放り込んで連続バーディー。あっという間にイーブンパーに戻して波に乗ると、残りホールでも3つのバーディーを奪った。

 初日の1桁順位発進はプロ初。脱皮のきっかけは、ホステスプロとして17位に食い込んだ8月の大東建託レディースだった。それまでは感情の起伏が激しいことからスコアメークに苦しんでいたが、帯同キャディーに「心をフラットにしないとダメだ!!」と指摘されて、メンタルコントロールのヒントをつかんだ。

 「ボギーを打ったら笑顔を作り、バーディーを取ったら、あえて怒った顔をする。そうすると心をフラットに保て、ボギーの後にすぐバーディーがくる」

 効果は抜群で、先週は難コースの小樽CCで今季自己最高の11位でフィニッシュした。「これを始めたら私生活でも怒らなくなりました。小言も愛のムチならOKです」。残り2日間も、にっこり笑ってスコアを伸ばす。

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