さくらV散る8位 レベルの高さ痛感

 「起亜クラシック・最終日」(29日、アビアラGC=パー72)

 3位から出た横峯さくら(29)=エプソン=は4バーディー、4ボギーの72とスコアを伸ばせず、通算13アンダーで8位に終わり、米ツアー初優勝はならなかった。3位スタートのクリスティ・カー(米国)が65をマークし、通算20アンダーで今季初、通算17勝目を挙げた。70で回った宮里藍は通算5アンダーで41位、宮里美香は75とスコアを落とし、イーブンパーで63位だった。

 米ツアー本格参戦4試合目にして初の決勝ラウンドで最終日最終組。「どれくらい緊張するんだろう」と手探りで臨んだ横峯は、伸ばし合いに加われず頂点に届かなかった。「日本では守って、時々バーディーで優勝が見えてくるが、こっちだとバーディー合戦になるとつくづく感じた」とレベルの高さを痛感した。

 いきなり連続ボギーをたたいた。1番は2打目をグリーン奥のラフに入れ、2番はカラーから3打を要した。「前半でイーブンパーに戻せれば」と気持ちを切り替え、4番で4メートル、5番で6メートルをねじ込んだ。7番では第2打をピン左1・5メートルにつけて優勝争いに食らいつき、“サンデーバックナイン”に勝負を懸けた。

 だが、その思いも一瞬でくじかれる。「10番のボギーは痛かった」と、パー5のホールでカップ手前10メートルから3パットで後退。初優勝の夢はしぼんだ。「まだグリーンに慣れていないし、状況判断もできていない」と課題を口にする。

 優勝争いで味わった悔しさを次週のメジャー、ANAインスピレーションで晴らせるか。「(自力で)出場権を獲得した価値のあるもの。苦手意識の強いコースだけど頑張る」と意気込んだ。

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