松山 2週連続トップ10入り
「シュライナーズホスピタルOP・最終日」(19日、TPCサマリン=パー71)
24位で出た松山英樹(22)=LEXUS=は1イーグル、3バーディーで66をマークし、通算13アンダーで10位となった。2週連続のトップ10入り。首位から出たベン・マーティン(27)=米国=が68で回り通算20アンダーでツアー初優勝した。
前週の開幕戦で3位と好調に滑り出した松山が2週連続でトップ10入りを果たした。16番パー5で3日連続となるイーグルを奪うとガッツポーズを決め、キャディーともグータッチで喜んだ。
ドライバーでフェアウエーに運び、残りは190ヤード。高地にあるコースのため、通常より5%ほど飛距離が伸びるとされているが、ここで手にしたのは8番アイアン。鋭く振り抜いた弾道は一直線にピンに向かい、2・5メートル下についた。「なかなかない当たり」と満足の一打だった。
序盤はチャンスをつくりながらパットが決まらず苦しい流れだった。8番で7メートルを決めてこの日の初バーディー。後半は「だんだんと良くなっていった」というショットで戦った。12番で1・5メートル、15番も2メートルにつけてスコアを伸ばし、16番のイーグルにつなげた。
2週連続でのトップ10入りに「今のショット力ならシードは問題なく取れる」と及第点をつける一方で、「メジャーで勝つには、今のままのパッティングでは絶対に勝てない」と、冷静に自らの足りない部分も見つめた。
次週は欠場して日本に一時帰国。滞在中は休養とトレーニングに専念し、その後、CIMBクラシック(30日~11月2日、マレーシア)と世界選手権シリーズ・HSBCチャンピオンズ(同6~9日、中国)のアジア2連戦に出場する。