松山失速57位…体調不良響いた
「ドイツ銀行選手権・最終日」(1日、TPCボストン=パー71)
34位で出た松山英樹(22)=LEXUS=は2バーディー、5ボギーの74と落とし、通算イーブンパーで57位に終わった。通算ポイントで松山は30位となり、上位70人が出場するプレーオフ第3戦のBMW選手権に進んだが、予選落ちだった石川遼(22)=CASIO=は72位となり出場権を逃した。66で回ったクリス・カーク(米国)が通算15アンダーで今季ツアー2勝目、通算3勝目を挙げた。
精彩を欠いた松山は「仕方がない」と肩を落とした。前日から風邪をひき、体のだるさがあったという。
明らかにいつもの姿ではなかった。7番パー5ではフェアウエーから残り60ヤードの第3打が地面をたたくひどい“ダフり”で、20ヤードほどしか飛ばない。「ただのミスショット。考えがまとまらないうちに打ってしまったけど、ああいうミスは…」とあきれ顔だ。
今季の通算ポイントは最終戦に出場できるぎりぎりの30位に後退。「頑張らないと最終戦にいけなくなっちゃうので(次戦で)優勝争いに加われるようにしたい。コースを知っているので余裕を持っていけると思う」。2年前に出場した全米アマチュア選手権と同じ会場で行われる第3戦へ気を引き締めた。