デイリースポーツ主催のトップアマゴルフトーナメント(高松CC)が終わり、四国のゴルフが開幕した。優勝は4度目の出場で井関剛義(41)=交野C=が悲願の初Vを果たしたが、単独2位には並み居る実力者を押しのけて、4月から藤井学園寒川高校1年生になったばかりのジュニア遠藤健太(15)が入賞。周囲をアッと驚かせた。遠藤は「今年は日本ジュニアと日本アマ初出場を狙いたい」と、丸刈りの頭をなでながら大きな目標を掲げる。
悪天候で1日競技に短縮されたトップアマゴルフ。初出場の遠藤はアウト1番ショートでいきなりトリプルボギーをたたく最悪のスタート。「もう開き直るしかない」。2番からはアゲンストの強風をものともせずに「自信がある」アイアンで果敢に攻めた。そして3番、4番で連続バーディーを決めて盛り返し2オーバーの37でターン。
インに入ると勢いは加速。谷越え17番ショートは、4番アイアンでナイスオン。5メートルの下りスライスラインを読み切ってバーディー。グリーンが最も難しいといわれる最終18番ミドルも連続バーディーでフィニッシュ。33の好スコアをマークした。
強風の悪天候、日本アマチャンピオン、日本ミッドアマチャンピオンらがそろった中でのパープレー70での2位。さぞや満足かと思いきや「本当は優勝を狙っていただけに悔しいです」と負けん気も相当なもの。
選手だった母親の影響で、小学校時代はソフトボールに夢中だった。父・正典さん(41)の勧めで小学5年生のときにクラブを握る。師匠は父にレッスンをしていた瀬戸内ゴルフセンターの吉岡一郎プロで、現在の寒川高校ゴルフ部の監督。
「最初は友人もいなくて、イヤイヤながらゴルフしてました。試合に出てもビリばかり。それが中学1年のころに成績が出だして、友達もできて面白くなってきた」と素質が開花してメキメキ頭角を現す。
初優勝は中学2年で四国小中学生競技を制した。2勝目は中学3年の夏、香川県ジュニアゴルフ選手権を3アンダーの69をマークして初制覇。2位はライバルの香川奈鷹(香川西高1年)で1打差だった。10月には所属のアルファ津田CCで初となる、中学生クラブチャンピオンにもなった。
一方の香川も夏の四国ジュニア、11月のデイリースポーツ主催の四国ジュニア新人戦をともに連続優勝。遠藤も負けじと12月の香川オープンでアマ2位に食い込んだ。
遠藤は「ライバルの香川にはジュニアの大会では負けてますが、大人も一緒の試合ではこちらがリードしてる」と闘志むきだし。この新1年生2人の活躍は今後も目が離せない。
遠藤は「感謝してるのは、好きなことをやらせてもらってる両親で、尊敬してるのは吉岡監督と兄。監督は技術指導もそうですが、精神面をしっかり教えてくれている。兄は頑張り屋で努力家。見習ってます」と身近な手本に刺激を受けている。
これから本格的なゴルフシーズン。ジュニアの試合、公式競技、後援競技などめじろ押しだ。「トップアマ2位は大きな自信になった」。試合を経験して、どこまでステップアップするか楽しみだ。
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