男子ゴルフの賞金王、石川遼(18)=パナソニック=が11日、2度目の「マスターズ」(4月8〜11日、米ジョージア州オーガスタ)へ向けて万全を宣言した。この日、成田発の航空機で遠征先の米国へ出発した石川は、予選突破の糸口としてドライバーとバンカーショットを徹底強化したことを明かした。昨年無念の予選落ちを経験したオーガスタで、持ち前の飛距離と正確なショットを武器に日本の賞金王が生まれ変わった姿を披露する。
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もう去年の自分ではない。2度目のマスターズ挑戦を控えて、石川は冷静な口調で心境を吐露した。「徐々に気持ちの高ぶりはある。今は大・中・小の小。これが一気にアーノルド(パーマー招待)に出てオーガスタに入ると、小が昇華して大になると思う」。闘志を胸の内にしまい込む余裕があった。
2月の米国遠征から帰国後は、ほとんどコースに出ることなく、ドライバーとバンカーショットを重点的に練習してきた。一日400球の打ち込みの半分をドライバーに充てた。また昨年のマスターズで予選落ちの大きな要因となったバンカーショットの精度を高めるため、オーガスタと同じ砂を用いたバンカーで徹底して打ち込んだ。
「バンカーショットは間違いなく一年前よりも良くなっている。これまでは打ち方の違いがあいまいだったけど、今は確信を持って打てるようになった」と大きく胸を張った。
昨年はシーズンを通して安定した力を発揮できたことが自信につながっている。昨年と今年の「違い」を学生時代の期末テストに例え「最後の2、3週間前に追い込んで勉強しても、基本ができていないから失敗することがよくあった。今回は1年間、勉強してきた気持ち。これ以上はできないくらい準備を積んできたつもりです」と万全を強調した。
トランジションズ選手権、アーノルド・パーマー招待を経てオーガスタ入りする。高校を卒業し、プロゴルファーとして新たな一歩を踏み出した石川は「お世話になった高校の同級生や先生たちに、コースでいいプレーをして感謝の気持ちを伝えたい」と意気込みを口にした。








