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藍 米ツアー初Vで涙のガッツポーズ

 米女子ゴルフのエビアン・マスターズで、プレーオフを制しツアー初優勝を決め、感極まった表情を見せる宮里藍=26日、フランス南東部エビアンのエビアン・マスターズGC(共同)
 米女子ゴルフのエビアン・マスターズで、プレーオフを制しツアー初優勝を決め、感極まった表情を見せる宮里藍=26日、フランス南東部エビアンのエビアン・マスターズGC(共同)

 「エビアン・マスターズ、最終R」(26日、エビアンマスターズGC)

 宮里藍(24)=サントリー=が、プレーオフを制し、米ツアー本格参戦4年目で悲願の初優勝を果たした。日本女子選手の同ツアー制覇は99年の福嶋晃子以来6人目で、24歳での優勝は日本選手史上最年少。首位に1打差の4位から出た藍は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算14アンダーで並んだソフィー・グスタフソン(スウェーデン)とのプレーオフに突入。18番を使ったプレーオフ1ホール目でグスタフソンがパー、藍がバーディーとして勝利をつかんだ。

  ◇  ◇

 1メートルのウイニングパットを決めた瞬間、藍は右手を突き上げた。白いポロシャツに照り映えた浅黒い笑顔が光ったのは、一瞬。すぐに、その手で顔を覆った。にじむ涙。上田、美香ら日本勢がグリーン上で祝福の水をぶちまける。仲間と抱き合いながら、ツアー初優勝の感激に浸った。

 「うれしいです。乗り越えてきた部分がたくさんあったので…」。最大限の脚光を浴びた時もあった。それだけに苦難の日々がつらかった。通算14アンダーでもつれこんだプレーオフ1ホール目。00年全英女子覇者グスタフソンがパーで終えたのを見届けた藍がバーディーを決めて、決着をつけた。

 南仏の強烈な日差しの下で自分の戦いを続けた。前半を終えて通算13アンダーとした。パー3の8番では第1打をピン右2・5メートルに寄せてバーディーを奪う。力強いガッツポーズも飛び出した。続く9番パー5でも、グリーン手前からの3打目のアプローチを15センチに寄せ、連続バーディー。この時点で単独首位に立っていた。

 「相手とか、スコアとかに惑わされないよう自分に言い聞かせていた」と藍は振り返った。後半に入っても“神経戦”に耐え抜き、18番パー5でバーディー。最後はグスタフソンに並ばれたものの、全く慌てることがなかった。

 18歳ですい星のように現れた藍は、低迷していた女子ゴルフ人気を一気に回復させ、06年に本場米国へ舞台を移した。07年夏には当時メジャーの女子世界マッチプレーで準優勝(2位)するなど、優勝は時間の問題と見られたが、直後からスランプに陥った。参戦4年目の今季は、コーチである父・優氏とドライバー、パットなどを徹底的に自身を見直し、2週前の全米女子オープンで6位に入っていた。

 「4年間はあっという間だった。やるべきことはしっかりやれたし、決して遠回りではなかった。これが私の初優勝への道だったと思う」。“藍ちゃん”がついに世界の『AI MIYAZATO』になった。






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