ニュージーランド、完勝も日本の湿気に戸惑い ハンセン監督「信じられないひどさ」

 ニュージーランド-カナダ 後半、攻め込むニュージーランドのサベア(右端)=昭和電工ドーム大分
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 「ラグビーW杯・1次リーグB組、ニュージーランド63-0カナダ」(2日、昭和電工ドーム大分)

 前人未踏のW杯3連覇を目指す世界ランク1位のニュージーランドが今大会最多の9トライ、63点の猛攻で、同22位のカナダに圧勝。開幕から2連勝で、勝ち点を9に伸ばした。

 開始早々に敵陣深く侵入すると、スクラムを押し込んで認定トライであっさり先制。初戦の南アフリカ戦から先発11人を入れ替えて臨んだが、FW、BK一体となった流れるような攻撃でトライの山を築いた。そろって先発したバレット3兄弟がW杯で史上初となる兄弟全員でのトライも決めるなど、終わってみれば、9トライで今大会最多となる63点をたたき出し、完封のおまけまで付く完勝劇だった。

 ハンセン監督は試合について「とてもいいゲームだった。特に後半の前半はよく組織し、あの本当に難しいコンディションでゲームをコントロールしてくれた」と満足そうにうなずいた。

 一方で湿気の高さからボールが滑り、オールブラックスとは思えないハンドリングミスが目立つ場面もあったが、「母国の皆さんはなぜ何回もボールを落とす場面があったのかといぶかるかもしれないが、湿気は信じられないくらいのひどさだった」と指揮官も慣れない気候にこばしてみせた。

 リード主将も「みんなそう感じたと思う。キックオフ直後から汗だくだった。今後もこういう状況での試合が続くはずだから、どうにか克服しなければ」と戸惑いを見せたが、それでいてこの完勝。3連覇への視界は良好だ。

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