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 京産大 ノーシードから15度目の栄冠

 厳しいマークに遭いながらもシュートを放つ京産大・熊谷

 「西日本学生バスケット・男子決勝、京産大98‐71天理大」(5日、大阪府立体育会館)

 男女の決勝と3位決定戦が行われた。男子はノーシードの京産大が、3連覇を狙った天理大に98‐71で圧勝。通算優勝回数の最多記録を更新する5年ぶり15回目の優勝を飾った。女子は関西女王の大阪人間科学大が、九州女王の鹿屋体大を84‐52で下し、3大会連続4回目の優勝を果たした。3位決定戦は男子が大院大、女子は環太平洋大がそれぞれ勝った。

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 最強校の復活だ。京産大が前年覇者の天理大を倒し、5年ぶりの優勝で最多記録も更新した。今のメンバーにとっては、入学してから初めての栄冠。チームをけん引した主将の熊谷駿(4年)は「率直にうれしい。今年は勝負の年だから」と最優秀選手賞、得点王を受賞する大活躍だった。

 今回は手応えを感じて挑んだ。昨秋の全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)でベスト8進出。その時のレギュラーが、熊谷をはじめ4人残った。主将は「関東勢が相手でも戦える」と、今のチームに自信を深めていた。

 指揮官も石川監督から村上コーチに代わって、初めてのタイトル制覇。新指揮官は「ゲームでのスタミナがついた。インカレで自信をつけて、練習もやらされるより自主的にやるようになった」と選手を評価した。

 最大の目標はインカレ初優勝。熊谷は「10年前、村上コーチが選手だった時に、一度だけ準優勝している。それを超える」と宣言。優秀選手賞の合瀬は「バスケのことで、あいつにかなうヤツはいない。ついて行くだけ」。関東に強豪校がそろう大学男子バスケット界だが、京産大史上で最強のチームを築いて秋に備える。

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