大の里「横綱として初めての優勝できるよう」琴勝峰「思い切っていきたい」優勝額贈呈で決意
「大相撲秋場所」(14日初日、両国国技館)
場所15日間の安全を祈願する土俵祭が13日、会場の東京・両国国技館で行われた。引き続き実施された優勝額贈呈式では、5月の夏場所を制した横綱大の里(二所ノ関)、7月の名古屋場所で平幕優勝した琴勝峰(佐渡ケ嶽)が出席。高さ3・17メートル、幅2・265メートル、重さ60キロの額と対面した。
4回目の優勝額では日体大の化粧まわし姿で写った大の里。3回目の海洋高から母校が続いた。今場所は横綱2場所目で初めて東の正位に座る。「国技館で横綱として迎える場所は初めてなので、少し緊張するかも知れない。しっかりと東の横綱入りの動画だとかいろいろ確認して、しっかり頑張りたいと思います」と語った。
初日は新小結安青錦と対戦する。大の里は「しっかりとやることをやるだけ」と語った。2日目は先場所で金星を配給した玉鷲戦が控える。「明日の流れで2、3日目も変わってくると思うので、しっかり頑張りたい」と安青錦戦を見据えた。「横綱として初めての優勝できるように頑張ります」と誓った。
地元である千葉・柏市後援会からの化粧まわし姿で収まった琴勝峰。初優勝の栄誉に「すごいっすね。うれしいです。光栄ですし、身が引き締まるというか、そういう感じですね」と喜んだ。先場所は場所前に右太もも肉離れがあったが、今場所は順調に稽古を積んだといい「思い切っていきたい。肩の力を抜いて力みすぎずにいきたい」と意気込んだ。
新三役を目標に臨む琴勝峰。平幕優勝の翌場所は苦しむ力士が多いが「一日一番の積み重ねで調子上げていくことが大事だと思う」と自然体を強調した。平幕が連覇を果たせば史上初だが「それも一日の積み重ねの結果なので、一日一番しっかり集中していきたいです」と話した。





