立田川親方が年寄・錣山襲名し部屋継承へ「引き継いでいけるように話を進めている」「師匠から教えてもらったことを途絶えさせてはいけない」
日本相撲協会は18日、元関脇寺尾の錣山親方(本名・福薗好文さん)が17日午後8時27分、うっ血性心不全のため、都内の病院で死去したと発表した。部屋付きの立田川親方(元小結豊真将)が都内の錣山部屋前で取材に応じ、年寄・錣山を襲名して部屋を継承する方向であることを明かした。
おかみさん、弟子たちと話し合っている中で「私が部屋を引き継いでいけるように、いま話を進めています。師匠から教えてもらったことを、僕で途絶えさせてはいけない。これからも引き継いで、若い弟子達に教えていくのが、僕の役目だと感じました」と、思いを語った。
1月には初場所が控える中で「おかみさんとも、弟子ともしっかり話しました。今までと変わらない環境で、自分たちの部屋がなくなるとかそういうことを思わせたくないという思いはあった。師匠が天国でみてくれているとしたら、そこが1番不安だったと思うので。(以前にも)冗談で、俺が亡くなったら、次はお前だからなというところは言われていた。教えてもらったことをすべて引き継ぎながら、しっかりやっていけるように頑張っていきたい」と、決意を口にした。


