日大2年ぶり31度目V 大ケガから1年ぶり復帰戦の川渕「悔しい思いを晴らせた」全国学生相撲

 「全国学生相撲選手権・最終日」(6日、両国国技館)

 団体戦が行われ、日大が2年ぶり31度目の優勝を飾った。上位8校によるトーナメントの1回戦と準決勝をともに4勝1敗で勝ち上がると、決勝は日体大と激突。5日の個人戦で学生横綱に輝いたチョイジルスレンと同準優勝の昨年のアマ横綱・中村泰輝を擁する前年優勝校に対し、2人には敗れたものの、他の3人に勝って3-2で退けた。

 昨年大会で左膝前十字じん帯断裂の重傷を負った川渕一意(3年)が1年ぶりの復帰戦で優勝に貢献。相撲を取る稽古も再開していないぶっつけ本番ながら、準決勝から中堅で起用されると、東洋大との準決勝ではオドフーにはたき込みで、日体大との決勝ではクリストファーに上手投げで勝ってチームを勢いづけた。2年前の優勝も経験しているが「今回の方がグッとくるものがありました。去年の悔しい思いをここで晴らせた」と喜びをかみ締めた。

 主将の春山万太郎(4年)は「勝ててよかった」と涙。「伝統ある相撲部の主将という重圧はあったが、同級生や後輩に支えてもらった。自分1人ではこんなにいいチームは作れないので」とチームメートに感謝した。

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