東大生力士・須山 3連勝で一番出世「気合を入れて突っ張ろうと思っていた」

 今関を押し出しで破る須山(右)=撮影・三好信也
 今関を押し出しで倒し勝ち名乗りを受ける須山=撮影・三好信也
 今関を押し出しで倒し3連勝の須山(右)=撮影・三好信也
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 「大相撲夏場所・5日目」(12日、両国国技館)

 東大から初の力士となった須山(24)=木瀬=が今関(玉ノ井)を突き出して、前相撲3連勝で一番出世を決めた。

 立ち合いもろ手で突いて出ると、鋭い出足と回転のいい突っ張りで反撃を許さず。わずか2秒の速攻で俵を割らせた。

 相手は172センチ、95キロの小兵ながら、日体大の副将として昨年の全国学生相撲選手権の団体戦優勝メンバーだった実力者。学生時代に対戦はなく「勝てるかどうかわからなかったけど、勝とうと思って土俵に上がりました。気合を入れて突っ張ろうと思っていた」と振り返った。これまでの2番とは違い、立ち合いから突っ張る相撲を選択した理由は「勘です」と話した。

 注目を浴びる中、力士の生活への適応と体作りに励む毎日。夜食は欠かさず、増量にも取り組んでいる。前夜はうどんを平らげた。好物のカレーも部屋の食事で出るといい「今のところ順調です」と、増量計画への手応えを明かした。

 これで晴れて名古屋場所での序ノ口デビューが決定。24歳の新弟子は「よかったです。来場所に向けて頑張ろうと思っています」と意気込みを新たにした。

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