「大相撲初場所・初日」（９日、両国国技館）

　横綱照ノ富士（伊勢ケ浜）が逆転で小結大栄翔（追手風）を破り、白星発進した。

　過去６勝３敗の難敵に対し、一進一退の激しい相撲。土俵際まで追い込まれたが、まわしを与えず、最後ははたき込みで相手を下した。

　大関貴景勝（常盤山）は完勝。鋭い出足から前頭筆頭若隆景（荒汐）を一気に攻め込み、土俵際で残されても慌てずに押し出した。もうひとりの大関正代（時津風）も霧馬山（陸奥）を小手投げで下した。

　三役では関脇御嶽海（出羽海）は押し出しで前頭二枚目宇良（木瀬）に勝利。だが、関脇隆の勝（常盤山）は同二枚目逸ノ城（湊）に、小結明生（立浪）は同三枚目玉鷲（片男波）にいずれも敗れ、黒星発進となった。