宇良が4勝目 とったりで千代翔馬下す 好調でも慎重「序盤は星は考えない」

千代翔馬(下)にとったりで勝利する宇良=福岡国際センター(撮影・高部洋祐)
千代翔馬(下)にとったりで勝利する宇良=福岡国際センター(撮影・高部洋祐)
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 「大相撲九州場所・5日目」(18日、福岡国際センター)

 東前頭7枚目、人気業師の宇良(29)=木瀬=が千代翔馬(九重)をとったりで退け、4勝目(1敗)を挙げた。低い立ち合いで組んで勝機を探る。右の差し手を抜きながら、相手の左腕をたぐって、土俵に倒した。

 序盤の好調にも「分からない。終わってみたら好調じゃないかもしれない。序盤は星は本当に考えない」と、気は一切緩めない。

 宇良は2度の右膝手術を乗り越え、2019年九州場所、西序二段106枚目で復帰。今年名古屋場所で21場所ぶり幕内に返り咲いた。先場所は初の結びで横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)に善戦するなど大いに土俵を沸かせた。今場所、再起した九州の地に2年ぶり幕内として戻ってきた。

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