同級生くせ者対決 宇良が翔猿下し4勝目 教習所で幕内対戦約束「1つ目標達成できた」

 翔猿(右)を押し倒しで下した宇良(撮影・開出牧)
 翔猿(右)を押し倒しで下した宇良(撮影・開出牧)
2枚

 「大相撲秋場所・8日目」(19日、両国国技館)

 東前頭6枚目、人気業師の宇良(29)=木瀬=同学年の翔猿(追手風)を押し倒して4勝4敗の五分で折り返した。

 互いにスピード、技が多彩なくせ者。見合う形で立ち、手と頭を付け合いながら、宇良がいなして崩して、攻め切った。「思い切り攻めていった。流れでしたね」と振り返った。

 新弟子の頃、相撲教習所で「幕内土俵で観客を沸かせよう」と

2人で誓い合った。

 京都の鳥羽高時、名門埼玉栄高のレギュラーだった翔猿は宇良にとってスターだった。「体も100キロ未満なのに岩崎君(翔猿の本名)は抜けて強かった。体も大きくないのに活躍をすごいと思って見ていた。(教習所で)声をかけてもらいうれしかった。時間はかかったけど、きょう対戦できて一つ目標を達成できた、実現できたのはうれしかった」と、約束を果たし、特別な一番になった。

 宇良は2度の右膝手術で一時は序二段まで降下。先場所21場所ぶり幕内復帰を果たし、4年ぶり幕内で勝ち越した。この日は勝利後、なかなか立ち上がれず、足を引きずるしぐさもあった。満身創痍(そうい)の体にむち打ち、後半戦に臨む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス