東幕下筆頭・寺沢が十両昇進へ大きな1勝 奇襲不発に「焦りました」も冷静に寄り切り

 大翔鵬(左)を寄り切りで破った寺沢(撮影・伊藤笙子)
 大翔鵬(左)を寄り切りで破った寺沢(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲秋場所・7日目」(18日、両国国技館)

 東幕下筆頭の寺沢(26)=高砂=が十両大翔鵬(追手風)を寄り切って2連勝で3勝目(1敗)を挙げた。新十両昇進は勝ち越せば濃厚で、大きな1勝を手にした。

 大銀杏(おおいちょう)を結って2度目の十両土俵。両上手を引いて、組み合い徐々に形を作った。相手の投げに乗じ、一気に出て仕留めた。

 勝った瞬間、ポンと右手でまわしを、ひとたたき。気合の入った顔で大きくうなずいた。「相手が投げに振ってきた。勝負と思って攻めた。十両戦は2回目で初めての白星。良かった」と喜んだ。

 兄弟子の三段目朝鬼神と日々、作戦を立てる。この日は「左に動きながら足を取る」と奇襲を狙ったが、立ち合い、じっくりと見られて不発に終わった。「焦りました」と言うが堂々たる相撲内容だった。

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