宇良 張り手受け流血 激闘も連敗、ぼう然「早く一番勝ちたい」

 照強に叩き込みで敗れた宇良(撮影・三好信也)
照強との一戦で出血した宇良
照強(左)の張り手を食らう宇良=両国国技館(撮影・棚橋慶太)
3枚

 「大相撲秋場所・2日目」(13日、両国国技館)

 東前頭6枚目、人気業師の宇良(29)=木瀬=が流血激闘の末、逆転負けした。小兵照強(伊勢ケ浜)を相手に頭を付け合って探り合い。強烈な張り手を3発、顔面に被弾した。耐えてしのいで前に出たが土俵際、はたき込まれて、土俵外に吹っ飛んだ。

 土俵下ではぼう然。鼻からは大量の血が止まらなかった。初日から痛い連敗となった。

 「足が出なかった。立ち上がりが悪い。早く一番勝ちたい」と、悔しがった。

 宇良は2度の右膝手術で一時は序二段まで降下。長いリハビリを乗り越え昨年11月場所で十両に復帰。先場所21場所ぶり幕内復帰を果たし、4年ぶり幕内で勝ち越しを果した。

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