松井改め豊雅将が改名初戦で白星 遠縁の松井秀喜氏を尊敬

高倉山を寄り切りで下し勝ち名乗りを受ける豊雅将=両国国技館(撮影・三好信也)
高倉山を寄り切りで下した豊雅将(左)=両国国技館(撮影・三好信也)
高倉山を寄り切りで下した豊雅将(奥)=両国国技館(撮影・三好信也)
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 「大相撲秋場所・2日目」(13日、両国国技館)

 プロ野球・巨人、大リーグ・ヤンキースなどで活躍した国民栄誉賞スラッガー、松井秀喜氏の遠縁で序二段の豊雅将(18、本名・松井拡樹)=時津風=が豪快白星で改名初戦を飾った。高倉山(尾上)にまわしを取られたが、右から起こして体を入れ替え、そのまま圧力をかけ仕留めた。

 今場所から本名のしこ名、松井から変更。部屋ゆかりの「豊」に石川・鶴来高時代の恩師、新田雅史氏、小・中学時代の恩師、粂川将和氏から字をもらった。「そろそろ変えようと。ずっとお世話になった恩師の名前を入れようと考えていた。恥じないように」と、思いを込めた。

 出身は石川県白山市で秀喜氏と父がはとこ。会ったことはないものの「野球で打席に立った時の勝負強さを尊敬しています。大相撲で松井秀喜さんの記録を越せるような偉大な人になりたい」と、あこがれている。

 身長181センチ、体重は先場所から5キロ増の170キロ。堂々たる体格で“角界のゴジラ”のパワーは格別だ。相撲を本格的に始めたのはまだ1年3カ月ほどながら、柔道で全国大会出場の実績があり、身体能力も高い。

 序ノ口デビューの夏場所は5勝を挙げた。先場所も6勝を挙げ、今場所、東序二段4枚目に番付を上げた。

 「一番一番、大事に取って上にいけるとこまでいきたい。(今場所は)最初は勝ち越しを目指したい」と、意気込んだ。

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