大関2人に土…朝乃山が2敗目 貴景勝も敗れる 照ノ富士は盤石白星で6勝1敗

霧馬山(左)に送り出しで敗れる朝乃山=両国国技館(撮影・堀内翔)
霧馬山に敗れて土俵から落ちる朝乃山=両国国技館(撮影・堀内翔)
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 「大相撲春場所・7日目」(20日、両国国技館)

 3大関のうち2人が敗れた。1敗で優勝争いの先頭で並んでいた朝乃山(高砂)は霧馬山の動きについていけず2敗に後退した。貴景勝(常磐山)は明生(立浪)に押し出され3敗目。正代(時津風)はひやりとする場面がありながらも志摩ノ海(木瀬)を上手投げで退けた。

 6人いた1敗力士は朝乃山、隆の勝(常磐山)、妙義龍(境川)が敗れた。今場所後の大関復帰を目指す照ノ富士は、力強く御嶽海(出羽海)を寄り切った。1敗力士のこの日の取組は以下の通り。

 ▽朝乃山●送り出し(霧馬山) 立ち合い素早く左に動いた霧馬山に側面に組み付かれる。むき直すこともできず、そのまま送り出された。

 ▽照ノ富士○寄り切り(御嶽海) 立ち合いすぐまわしを取ると、力強く引きつけながら前へ。相手に何もさせないまま決着した。

 ▽隆の勝●押し出し(大栄翔) 相手の気迫のこもった突き押しに一方的に後退した。

 ▽高安○上手出し投げ(宝富士) 3分に迫ろうかという長い相撲に。相手に上手をとられ不利な体勢だった高安は、これをうまく切ると、すかさず出し投げを放って勝利した。

 ▽妙義龍●とったり(若隆景) 相手に右腕をとられる。足を運んでついていくも、土俵際で再び腕をたぐられて土俵にはわされた。

 ▽千代の国○小手投げ(明瀬山) 押されながらも、相手の右腕を抱え込み、体を預けるようにしながら投げた。

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