集団感染の荒汐部屋、若隆景が退院 所属力士の初場所出場は「無理」

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は4日、電話取材に応じ、新型コロナウイルスに感染した幕内若隆景(荒汐)が退院したことを発表した。荒汐部屋では昨年大みそか、師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)を始め、十両若隆景ら力士10人、床山1人の計12人との集団感染が発生した。

 若隆景は症状が収まりはしたが、同部長は「人に移すウイルスはなくなった状況になって退院するのとは違う」と説明。通常なら10日程度、入院しているが、病床が逼迫(ひっぱく)しているため、退院措置になった、という。

 荒汐部屋所属力士の初場所出場はやはり厳しい。「そういう状況を考えても出場は無理だよね。どっちにしろ出場するには日数が足りない」と、同部長は見通しを示した。

 荒汐親方は自身が感染しながらも、先頭に立ち、保健所などの対応。「本人はコロナにかかっているけど一生懸命、対応している」と同部長は話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス