橋本五輪相 五輪“中止”“再延期”の声多数に見解「不安が数字に出てきている」

 橋本聖子氏
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 橋本聖子五輪相は7日、閣議後の定例会見を行った。

 東京五輪の開催が争点の1つにもなった5日の東京都知事選で現職の小池百合子氏が再選したことを受け、「強かったですね。小池知事は選挙戦においてIOC理事会で示された3つの方針である安心・安全、費用の削減、(大会の)簡素化を唱えて、来年の実施に向けて取り組むと訴えてきた。そのことを(都民に)受け止めていただいたと感じた。小池知事の再選によって、また力強く(五輪組織委の)森会長、関係自治体、IOCとの緊密な連携を図っていけると確信している」と、来夏の五輪開催に好意的な結果だと受け止めた。

 また、都知事選における報道各社の出口調査の結果、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪について「中止」や「再延期」を支持する声が半数以上となったことについても言及。東京都では最近でも5日連続でコロナ感染者が100人を超えるなど終息のめどが立っていない現状を踏まえ、「今までは東京大会を『ぜひ開催してほしい』と楽しみにしている人が多かったと思うが、出口調査の数字を見ると『本当にできるんだろうか』という不安がこういう数字に出てきていると受け止められる」との見解を示した。

 その上で、「まずはしっかりコロナ対策をやらないと。安心・安全、費用の削減、簡素化という(IOCの)原則が確認されているので、(延期に伴う)追加費用などあらゆる面で不安に思っている都民、国民にこういったことを理解いただき、やっぱり東京大会をやってもらいたい、見たいと思ってもらえる対応をしていくことが重要」と、大会開催への施策を引き続き進めていくことを強調した。

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