白鵬、12日からぶつかり稽古を再開「ようやく1歩進んだ」

 「大相撲7月場所」(7月19日初日、両国国技館)

 先場所、史上最多を更新する44度目優勝を果たした横綱白鵬(35)=宮城野=が17日、日本相撲協会を通じ、報道陣の質問に応じ、12日からぶつかり稽古を再開したことを明かした。新型コロナウイルスの影響で接触を伴う稽古は自粛してきたが、「ようやく1歩進んだなという感じです」と久々の感触を満足そうに振り返った。

 先場所後、2カ月半、じっくり基礎運動を繰り返して体を作ってきた。「実践稽古、申し合いがまだできていません。今はどういう状態というのは難しいですが、自分なりには体の重さはあると思います」と手応えを口にした。

 ぶつかり稽古の重要性を再認識。「正直、うれしいですし、ほっとしたなという気持ちもあります」。7月場所に向け少しずつ日常も近づいていく。

 相撲を取る稽古に関しては「7月場所は、19日が初日ですから焦らず7月に入ってから申し合いを行っていきたいです」と話した。弟弟子の幕内炎鵬、石浦らを相手にしっかりと鍛えていく。

 自宅で長期間、家族と過ごす日々もなかなかない機会。「こうやって家族と、長い時間一緒にいるのは初めてですが、稽古、トレーニングもしています。また、4月は妻、5月は長女の誕生日もあったりしました。子供たちみんな新しいことにも挑戦しています。また逆に子供たちの考え方などにも相談に乗ったり、子供たちの勉強を見たり、一緒に料理を作ったりしています。また私の前ではいい子というのがだんだんわかってきました」とパパの素顔で語った。

 プロ野球、Jリーグなど他のプロ競技も開幕、再開への道が見えてきた。改めて大相撲の役割にも責任。「大相撲というのは、日本の伝統文化として、神事という部分がたくさん含まれています。ですから、本場所が早く再開されることを望んでいます」と話した。

 緊急事態宣言は解除されたが、感染防止は変わらず徹底。「これまでと変わらず、手洗いうがいを徹底し、マスクを着用し、次亜塩素酸スプレーを常に持ちあるいています。また、温かいものを飲み、野菜を食べてビタミンを取りたっぷり汗をかいてやっています」と油断はない。

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