豪栄道、大阪出身も大のG党「野球の解説絶対できる」
大相撲で引退した元大関豪栄道の武隈親方(33)=境川=が29日、東京・両国国技館で引退会見を行い、「大和魂」、「やせ我慢」で戦い抜いた15年の土俵人生に胸を張った。
豪栄道は大阪出身ながら、大のG党。巡業中は記者が取材に伺うと「デイリーさん、阪神はどうですか?」と、野球談議に花が咲く。野球中継を相当、見ており、マニアックな視点がおもしろい。
「(巨人の)ゲレーロ、ホームラン、いっつもギリギリやん。せやのに、余裕で入ったみたいなふりして、走ってない。何でなん」などと、関西弁で突っ込みまくる。
昨年はクライマックス・シリーズのファイナルステージで阪神は巨人相手に1勝だけで敗退。「藤川は何で復活したん」と感心しながら、「原監督はやっぱりすごい」と巨人愛を語る。
配球から、選手の特徴まで観察眼はさすが一流アスリートと記者はいつも驚いていた。「俺、野球の解説、絶対できるわ」と胸を張っていたが、引退したら、オファーの可能性も十分ある!?
自宅でカブトムシを飼うかと思えば、大阪の北新地で豪快な飲みっぷりも有名。魅力的な力士がまた1人去り、さみしい。(デイリースポーツ大相撲担当キャップ・荒木 司)