NBAレジェンド、コービー氏、ヘリコプター事故死、41歳 13歳愛娘も同乗 名前は「神戸」に由来
NBA・レイカーズで2度の得点王に輝き、5度のファイナル制覇に貢献したコービー・ブライアント氏が26日朝(日本時間27日)、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のカラバサスでヘリコプター墜落事故により死去したとスポーツ専門局ESPN(電子版)が伝えた。41歳だった。5人の犠牲者の中にはコービー氏のほか、13歳の愛娘ジアナさんも名前もあった。
ESPNによると、コービー氏はジャンナさんが所属するバスケットボールチームの遠征試合に行く途中に、事故に遭遇。同氏は前日25日夜にSNSで自身のもつ通算3万3643得点の記録を抜いたレイカーズのレブロン・ジェームズに、祝福のメッセージを投稿していたという。
同氏は高校卒業後の96年ドラフトでホーネッツから1巡目全体13位で指名され、1カ月後にレイカーズへトレードされた。18歳の若さでデビューを果たし、運動能力の高さとしなやかなプレーからマイケル・ジョーダンの後継者と呼ばれるなど、人気と実力を兼ね備えた選手として長年にわたり、リーグのトップに君臨した。
2016年に引退するまで20年で積み上げた通算3万3643得点は歴代4位。MVP1回、得点王2回、球宴18回、球宴MVP4回。ファイナルでは99-00年シーズンから3連覇、08-09、09-10の連覇に大きく貢献し、自身はファイナルMVPを2度受賞した。
名前の「KOBE」は「神戸」が由来。元NBA選手でもある父ジョーが、お気に入りだった鉄板焼きレストランの店名から命名した。