“九州のオールブラックス”大分舞鶴34連覇ならず 大分東明が初優勝

 「全国高校ラグビー大分大会・決勝、大分東明17-14大分舞鶴」(10日、豊後企画大分駄原球技場)

 第99回全国高校ラグビー大分県大会決勝は、大分東明が17-14で大分舞鶴に逆転勝ちし、花園初出場を決めた。大分舞鶴の全国大会は連続出場は33年連続でストップした。

 W杯で準々決勝2試合が開催されるなど、ラグビーブームに沸く大分でひとつの歴史が動いた。全国大会優勝1回、準優勝3回、出場57回を誇るおなじみのブラックジャージー“黒衣軍団”大分舞鶴の花園連続出場が34年ぶりに途絶えた。前半を14-10とリードして終えたが、後半11分に逆転のトライを許す。残り時間で猛攻に出るが、打倒舞鶴に燃える大分東明のディフェンスを崩せなかった。

 大分舞鶴が花園出場を逃すのは1985年に大分水産(現・海洋科学)に県大会決勝で敗れて以来、34年ぶり。長らく県内敵なしが続いていたが、近年状況が変わってきた。大分舞鶴OBで同校コーチも務めていた白田誠明氏が大分東明の監督に就任。大分東明はフィジーからの留学生も加わり、今年2月の新人戦で36-5で大分舞鶴に快勝。6月の県総体では14-12で大分舞鶴が意地を見せたが、今季五分の戦績で今回の大一番を迎えていた。

 そして4年連続同一カードとなった決勝戦。大分東明がついに“黒の牙城”を崩した。

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