「大相撲九州場所」(10日初日、福岡国際センター)
右膝を再手術し長期離脱している大相撲の元幕内、西序二段106枚目の宇良(27)=木瀬=が5日、九州場所で5場所ぶりに復帰する意向を示した。「出ながら慣らしていけばいい」。希代の業師がいよいよ再起ロードを踏み出す。
胸も下半身もムキムキ。「準備しかしてこなかった」と長いリハビリで肉体は鍛え上げられた。相撲を取る稽古は10月末に福岡入りしてから再開。この日も三段目以下と約20番取って調整した。
「緊張しますよ」。稽古と本場所は違う。2度の手術。3度目はないだけに「ケガをしないように」と無事に場所を過ごすことが第一だ。