瀬古利彦リーダーも戸惑い マラソン札幌開催浮上に「突然の発表、大変驚きました」

 国際オリンピック委員会(IOC)は猛暑が懸念される東京五輪陸上のマラソン、競歩について、札幌で開催することを検討すると発表したことを受けて、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが17日、コメントを発表した。

 「東京五輪マラソン・競歩開催地変更の検討に関しまして、突然の発表であったため大変驚きました」と戸惑いの色が滲んだ。「詳細や方向性については、今月30日からIOC調整委員会と大会組織委員会による協議が予定されているようなので、その後の動向を注視していきたいと考えております」と、静観する考えを示した。

 実現すれば、暑さによる選手への負担は軽減するが、日本陸連は9月に瀬古リーダーを中心にプロジェクトを進めてきた東京五輪代表選考会のMGCを実施したばかり。東京の暑さやコースを想定して企画され、男女各2人の代表が決定した選考会だったが、大前提が崩れることになる。

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