炎鵬が金沢巡業で故郷に錦、大フィーバー 女性人気に「うれしいです」と照れ笑い

握手会で長蛇の列ができた炎鵬(左)
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 大相撲秋巡業は6日、石川・金沢市で行われ、同市出身の炎鵬(24)=宮城野=が幕内として初めて凱旋し大フィーバーとなった。

 握手会では長蛇の列。「かわいい~」などの声もあがるなど、若い女性ファンをメロメロにさせた。移動するたびに丁寧にサイン、写真撮影に応じた。横綱白鵬(宮城野)の土俵入りで太刀持ちを務め、大きな歓声も浴びた。

 小結遠藤(追手風)、幕内輝(高田川)ととともに石川出身トリオが沸かせて超満員4200人が駆け付けた。幕内最小兵168センチ、体重98キロの炎鵬は「ありがたい。1年前は十両だったけど今は幕内として地元に帰って来られて本当に良かった。毎年声をかけてくれて、今年が1番です」と感謝。女性人気にも「うれしいです」と照れ笑いした。

 前日は地元の知人らと食事。地元の料理を食べて英気を養った。街中では初めて声をかけられた。「今まで気付かれなかったけど、同年代くらいの女性も男性も」と、知名度アップを実感した。

 最近2場所で連続勝ち越し。名古屋場所では初の敢闘賞も獲得。「まだ番付は上がある。焦らずに体を作って、早く上位で戦えるように。(1年後)今より番付を上がって一回り大きくなって帰って来たい」と誓った。

 母・由美子さんら家族も声援。大きな幕内巨漢力士相手に戦うことで母には心配ばかりかける。「生んでくれた。強くなって恩返しするしかできない」と、力を込めた。

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