高橋大輔、アイスダンスで22年北京五輪目指すと明言 村元と「一丸で」

結成会見でアイスダンスのポーズを決める高橋大輔(右)と村元哉中=神奈川・新横浜プリンスホテル(撮影・開出牧)
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 来年からのアイスダンスへの転向を表明しているフィギュアスケートの高橋大輔(33)が30日、来季から新たにカップルを組む村元哉中(26)と横浜市内で取材に応じた。2022年北京冬季五輪を目指すことを明言した。

 2022年の五輪出場を目指すのかという質問に、「スケートの広がりっていうところでアイスダンスを知ればもっと広がるんじゃないかというところが、最終的にはそこが1番」、「本当に簡単なことではないというのはお互い承知の上」とした上で「そこを大きな目標の一つにして、目指していくっていうことは、やるってなった時にいっしょに決めました」と決意を表明した。2人で大舞台を目指すことに「2人で同じ目標を持った方がいいものをつくりあげられるのでは。そこ(五輪)を目指して一丸でやっていければいいと思っています」と語った。

 村元も「アイスダンスの発展のために、大ちゃん(高橋)と組むことによってよりダンスが注目されるというすごい期待もありますし、本当にみんなに感動を与えるというか、どんなことに挑戦してもいいんだよというのを見せたいというのがあります。目標は大きく、目指せるのであればオリンピックというのを目指してはいきたいなと思っています」とした。

 カップル結成は今年1月に村元からアイスダンスに興味を持っていた高橋に連絡をとったのがきっかけだったと明かした。7月に「トライアウトという形でやらせてもらって」と、試しに滑ってみて、という形で少しずつ具体化していったという。

 1人で滑るシングルと、アイスダンスとの違いを問われた高橋は「違い過ぎて…全てが違う。靴から違いますし。近くに人が滑るというのは二十何年間滑ってきてないですから、その距離感の怖さというのはやっぱり大変だなと思いました」としみじみと語った。まだ2人で練習をしたのは「3、4回」(高橋)というが、区切りをつけるために今年の全日本選手権までシングルに専念してから、アイスダンスに切り替えるとした。

 高橋は今月26日に今年の全日本選手権を最後に男子シングルから村元とのアイスダンスに転向することを表明。20-21年シーズンからの競技会出場を目指している。

 高橋は10年バンクーバー五輪の銅メダリスト。06年トリノ、10年バンクーバー、14年ソチと3大会連続で五輪に出場した。

 村元はクリス・リードとのカップルで18年平昌五輪に出場。同カップルを18年8月に解消していた。

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