女子バレー・中田監督、ラグビー日本リーチ主将の言葉に「光栄なこと。選手も喜んだ」
「バレーボール・女子W杯」(29日、大阪市・丸善インテックアリーナ大阪)
最終戦を行い、世界ランク6位の日本は、同7位のオランダに3-1(25-18、27-25、24-26、25-21)で勝ち、6勝5敗の5位で終えた。
中田久美監督(54)は試合前、選手全員にラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将の言葉を伝えていた。W杯1次リーグ第2戦。優勝候補の一角、アイルランドを19-12で破る大金星から一夜明けたこの日の会見。リーチ主将は、0-2から大逆転勝ちした27日の世界ランク1位・セルビア戦に触れ、「試合前、女子バレーボールの試合を見て感動した」と発言した。
このことを聞いた中田監督は「選手全員に伝えた。光栄なことだし、選手も非常に喜んでいた」と打ち明けた。10月5日のサモア戦に臨むラグビー代表へ「男子(バレーボール)もアメリカ戦。両方応援する」と、思いを新たにしていた。
鍋谷友理枝(デンソー)は「自分たちもラグビーの方々からパワーをもらっている。その話を中田監督から聞いたときはすごくうれしかった」と喜んだ。
ラグビー日本代表に勇気を与え、バレーボール女子代表はオランダに競り勝ち、W杯を3連勝で締めくくった。